■概 要
ヘッドホン市場はいま、過去になかったほどの活況を呈している。価格は以前では考えられなかったほど高額になり、消費者がヘッドホンにかつてのスピーカー並みに大金を払うようになった。日本製のみならず海外ブランドも増えた。
ハイレゾ対応など、純粋な音楽向けでは性能が上がっているが、一つ忘れられたタイプがある。家庭で映画を見るためのサラウンド・ヘッドホンである。自宅で映画を見る人は非常に多い。Netflixなど映画ネット配信も普及した。大画面テレビと本格AVアンプとサラウンドスピーカーで映画を見たい。だがマンションやアパートでは騒音苦情でとてもサラウンドスピーカーなど鳴らせない。自宅で映画を見る際の、音の手段がないという大問題ある。
音楽を聞くヘッドホンと、映画を見るためのサラウンド・ヘッドホンとでは用途が異なる。音楽用の高価なハイレゾ対応ヘッドホンは、映画をサラウンドで聞く用途には代用できない。だから映画用にもう一台ヘッドホンを購入してもらう必要がある。そうした大は小を兼ねることができないことをもっとアピールし、今度はサラウンド・ヘッドホンを高額化する展開をすべきである。
もちろんハイレゾ対応ヘッドホンと同様に、従来品と違うことをしなければ、映画サラウンド用にもう一台必要だと思ってもらえない。その違う方法で新製品として商品化する。
■業 種
- ヘッドホンメーカー
■技術レベル
- ★☆☆
■開発コスト
- ★★☆
- 従来のヘッドホンと違うため、開発コストが多少掛かる。
■市場・ターゲット
- 音楽より、映画でヘッドホンを多用するユーザー。
- 従来のサラウンド・ヘッドホンに満足できない、よりハイレベル志向のユーザー。
- 市場創造タイプ。
■その他
- 御社ブランドで販売。
- 商品コンセプト、市場開拓マーケティング、ネーミングを当社で担当。
- 詳細は面談にて。